【2013年2月7日:旅行3日目】
疲れがとれないやら、時差ボケやらで今日も昼まで爆睡。
今日は宿をお世話になってるゼミ生の留学先フンボルト大学へ。
そしてベルリンの名所「ブランデンブルク門」にも行く予定。
3日目にしてようやく観光っぽくなった。
《ベルリン/シェーンラインシュトラーセ[12:00]》
朝っぱらからビールをかっ喰らう。
Berliner Kindlは昨晩飲んだBerlinerにシロップを混ぜたもの。
甘々のビールカクテル。
ビールにかき氷シロップ突っ込んだ、まんまの味。
朝食のソーセージに付いているのは、ケチャップではなく、ベルリン名物のカリーブルストソース。
カレー粉とケチャップの混ざったソースで、ベルリンではソーセージにコレをつけるのが定番。
Alexanderplatz(アレキサンダープラッツ駅)で乗り換え。
日本と違いドイツの電車は乗車時に改札口が無い。
購入した切符にホームの機械でタイムスタンプを押す方式だ。
スタンプされた時間から2時間は電車が乗り放題という点も日本と大分異なっている。
ドイツの券売機。
実はこの駅に来る際、ホームにちょうど来たメトロにタイムスタンプを押さずに乗り込んでしまった。
車内でもスタンプ押せるかも…なんて想像してたんだけど。
すると社内に切符チェックのスタッフが。
スタンプ不備で罰金40ユーロを支払うはめに。
貧乏学生にとっては重い罰金だ・・・。
ちなみにベルリンには計10日間滞在して、何度も電車に乗ったのに切符チェックをされたのはこの1回のみ。
自分が悪いとわかっていても、運が悪かったという気も・・・
《ベルリン/フリードリッヒシュトラッセ[15:00]》
Sバーン(地上を走ってる電車。Uバーンとは鉄道会社が別)で5分ほどのFriedrichstraße(フリードリッヒシュトラッセ)に到着。
ここにフンボルト大学ベルリン校がある。
各学部や施設によって街の様々な場所に建物がある大きな大学だ。
まずは一番有名な施設だという図書館へと向かうことに。
《ベルリン/フンボルト大学ベルリン図書館[15:10]》
なんじゃこりゃ…。
流石、ツアー客も見学に来るというフンボルト大学図書館。
その立体的構造は圧巻でした。
こんなところで勉強してて、学生は果たして集中出来るのかな。
図書館は利用者も多く混みあい、席はほとんど埋まっていた。
そのため学生たちからは「デザイン重視で席数少なすぎ!」と不満も出てるとか。
《ベルリン/フリードリッヒシュトラッセ[15:20]》
建物は石造りで様々な彫刻が彫られた荘厳な造り。
道路からは中の講義の様子を伺う事もできる。
集中切れそうで、日本では難しそうだ。
図書館でも教室でもドイツの学生はよく集中出来てるなと思う。
《ベルリン/フンボルト大学ベルリン[15:25]》
大学の扉も必要以上に大きい。
見た目はカッコいいかもしれないけれど、
精一杯の力を込めなければ開かないほど重い。
工事中で仮設となっている学食。
時間も中途半端だったので人は少なかった。
ケーキ類が中々充実。甘いモノをいただきながらしばし休憩。
正門らしき場所にて。
写真撮影時はこの石像が創立者のフンボルトさんかと思っていたけれど、ウィキペディアによると、この手前の道の石像がフンボルトさんだったらしい。
正門を出て右側にひたすら道にそって進んでいく。
向かうはあの有名観光スポット。
《ベルリン/ブランデンブルク門[16:30]》
お土産物屋や本場のベンツのショールームを横目に進んで行くと、あの有名なブランデンブルク門が見えてくる。
東西ドイツの境界線として見られることもあるが、実際は東ドイツ領内にすっぽり入っていたそうだ。
門の脇には高級ホテルが立ち並び、観光客も大勢いる。
6人乗り自転車の貸出など、観光客向け商売も盛んだった。
《ベルリン/ブランデンブルク門[16:45]》
門をくぐるとドイツの有名人(?)のモニュメント。
アインシュタインくらいしか分からず。
《ベルリン/ドイツ国会議事堂[16:55]》
10分ほど歩くとドイツの国会議事堂Reichstagsgebäude(ライヒスターク)が見える。
見学には予約が必要なので、外から見物。
真ん中のガラスドームが有名らしい。
《ベルリン/エーベル通り[17:00]》
ドイツ美人の広告並んでる中で、いきなり不意をつかれた。
大変失礼ながら、なぜそのチョイスなんだ。
《ベルリン/虐殺されたヨーロッパのユダヤ人のための記念碑[17:05]》
ソニーセンターへ向かう途中、無数のコンクリートが立ち並ぶ場所に。
中を覗いてみると「虐殺されたヨーロッパのユダヤ人のための記念碑」とのこと。
まさか街中にこんな大きな「負の遺産」に関する施設があるなんて。
ホロコーストという歴史に対するドイツ人の意識を垣間見た気がする。
予定を少し変更し、展示施設を見ることに。
《ベルリン/虐殺されたヨーロッパのユダヤ人のための記念碑[17:15]》
重い…。
国際関係学を専攻する身として、事前知識はあったけど、現地で見るホロコーストの歴史は現実感が全く違う。
展示方法に工夫がされていて、床や壁に映像などを投影したりと凝った造りになっている。
ホロコーストの悲惨さをただ訴えるだけでなく、見学者に深く考えてほしいという設計者の意図が伺える。
ちなみに英語とドイツ語の併記だったので、ドイツ語が読めなくても特に問題は無かった。
《ベルリン/ソニーセンター[18:00]》
ポツダム広場にあるソニーセンター。
現代ベルリンを象徴する建物。
中は美しくライトアップされている。
ソニーヨーロッパの本社や映画館、美術館、ショッピングセンターなどが入った複合施設だ。
《ベルリン/一心[19:30]》
Uバーンでフリードリッヒシュトラッセ駅まで戻り、夕飯。
ベルリンに数店舗を構える日本食レストランの「一心」。
丼ものや蒸籠、お寿司などの日本食が味わえる。
自分はオススメされたサーモン丼を食べたが、サーモンが新鮮で中々美味しかった。
しかし、前日の天一といい、ドイツらしいものをちゃんと食べていない。
明日こそはドイツ名物をちゃんと食べようと心に決めて、この日は就寝した。